親の昔の話を聞いてみたくても、改まって「人生について教えて」と言うのは照れくさいものです。そんなときは、目の前にある写真や食べ物を話のきっかけにできます。
全部聞く必要はありません。12の質問から、親が答えやすそうなものを1つ選んでみてください。
写真を見ながら聞く3つの質問
- この写真、どこで撮ったの?
- 一緒に写っているのは誰? どんな人だった?
- この日は何してたの?
離れて暮らしているなら、写真を先に送っておいて、次の電話で聞くこともできます。
子どものころの暮らしを聞く3つの質問
- 子どものころ、家ではどんなごはんを食べてた?
- 子どものころ、どこでよく遊んでた?
- おじいちゃんやおばあちゃんに、よく言われてたことってある?
親が作った料理を一緒に食べているときは、「この味、誰に教わったの?」と聞いてみてください。
若いころのことを聞く3つの質問
- 若いころ、どんな音楽を聴いてた?
- 学生のころ、何してるときが楽しかった?
- 最初はどんな仕事をしてたの?
これからの予定につなげる3つの質問
- また食べたいものや、行ってみたいお店はある?
- 久しぶりに行ってみたいところはある?
- 今度会うとき、何か一緒にしたいことある?
親が挙げたことを全部かなえる約束はしなくて構いません。費用や体調、移動の負担を考えて、できそうなものを親と相談して1つ選び、次に会うときの予定にしてみてください。会う日がまだ決まっていなければ、自分が帰れそうな日を2つ選んで、親に都合を聞いてください。
聞くときに気をつけること
- 親が人の名前や場所を思い出せなくても、何度も聞き直さずに、覚えている話のほうを聞いてください。
- 親の話が自分の知っている話と違っていても、その場で直さずに聞いてください。
- 亡くなった人やつらい出来事の話になって、親が話しにくそうなら、「別の話にしようか」と声をかけてください。話を続けたそうなら、そのまま聞いてください。
お金や介護、もしものときの連絡先のように、きちんと聞いておきたい話があるときは、親に終活の話を切り出す前にを読んでみてください。話の切り出し方を紹介しています。
聞いた話をメモに残す
残しておきたい話があったら、「忘れないようにメモしてもいい?」と聞いてから書いてください。録音するときや、メモをほかの家族に送ったりSNSに載せたりするときも、先に親に確かめておきます。
メモは、親が話したことを短く書けば足ります。写真と一緒に残したいときは、家族の共有アルバムに写真を入れて、コメントに書いておく方法もあります。
今日は、12の質問から次に聞いてみたいものを1つ決めておいてください。次の電話か、次に会ったときに、その1つだけ聞いてみてください。
