久しぶりに連絡しようと思っても、なんとなくおっくうだったり、「時間がないから明日でいっか」と後回しにしたりしがちです。そうしているうちに、気づけば何か月も話していなかった、ということがあります。
親との電話に、特別な話題や用件はなくても大丈夫です。世間話で十分です。長い会話を用意しなくても、「今、何してるの?」のひと言から始められます。親が出なかったら、別の日にまたかけてみてください。
電話するきっかけの例
用事がないと電話しづらいと感じるなら、次のようなときをきっかけにできます。
行事や季節
- 親の誕生日や、母の日・父の日・敬老の日
- 連休の前(ゴールデンウィーク、お盆、年末年始)
- 季節の変わり目:「もうエアコン使ってる?」「こたつ出した?」
見たこと、思い出したこと
- 天気や災害のニュースを見たとき:「そっちは大丈夫だった?」
- 親の好物を食べたときや、昔よく行った店の前を通ったとき
- 昔の写真が出てきたとき
伝えたいこと、聞きたいこと
- 料理の作り方や家のことで、親に教えてほしいことができたとき
- 自分の近況が変わったとき(引っ越し、転職、子どもの行事など)
- 暮らしに役立つ話を見聞きしたとき(詐欺の手口、衛生や健康の話など)
話題は1つで足りる
次のうち1つあれば、話を始められます。
- 自分の近況:「近所に新しいパン屋ができて、よく行ってるよ」
- 親の近況:「最近、どこか出かけた?」
- 家族の思い出:「昔よく行ったあのお店、覚えてる?」
- 次の予定:「今度帰るとき、一緒に食べたいものある?」
質問を続けて聞き取りのようにする必要はありません。自分の話も少し交ぜて、親が話したいことがあれば聞いてください。短く終わる日があっても構いません。
お金や介護、これからの住まいのように、きちんと聞いておきたい話は、この電話とは分けて考えてください。
連絡の頻度と方法は家庭ごとに違う
毎週が心地よい人も、月に一度がちょうどよい人もいます。「月1回、短く電話する」は始め方の一例です。健康状態や暮らし方、関係性に合わせて調整してください。連絡が負担になる場合は、距離を保つ選択も大切です。
電話が難しければ、写真にひと言添えて送信したり、最近はなかなか機会がありませんが、手紙を書いたりする方法もあります。親がスマートフォンを使っていなければ、写真を印刷して郵便で送っても構いません。新しいアプリを入れなくても、今使っている道具で始められます。
次の連絡を忘れないために
- 電話の終わりに「また来月電話するね」と伝える
- 普段使うカレンダーやリマインダーに「親に電話」を入れる
- 決めた日に都合が悪くなったら、別の日に決め直す
親との予定だけをまとめて、予定の日に通知を受けたい場合は、iPhoneアプリ「親との時間」も使えます。
次に話す日を決めていなくても、気にせずかけて構いません。電話で話す回数が少しずつ増えれば、用事がないときにも気軽にかけられるようになります。
帰省の話が出たら、次に親に会う日の決め方を読んでみてください。候補日の出し方と、親への相談の仕方を紹介しています。
こうして書き出すと、どれも小さなことです。それでも、1本の電話をつい後回しにしてしまうことはあります。後回しにしてきたと感じているなら、このコラムを読んだ今日を、電話をかけ始める日にしてみてください。
