会う日を決める・帰省の準備

帰省時の実家チェックリストと見守りの選び方

編集:親との時間運営事務局

廊下の片開きドア越しに、自然光の入るリビングが見えるイメージ

帰省したときに親と一緒に確かめる実家のチェックリスト12項目と、見守りカメラ・人感センサー・緊急通報サービスの選び方を紹介します。寝る場所からトイレまでの通り道の整え方と、通知を受けたあとに家族の誰が親に電話するかの決め方も載せています。

掲載した機器・サービスは公式情報をもとに選び方を整理した例です。実機検証や利用体験に基づく評価ではありません。

情報の確認:2026-09-25

久しぶりに実家へ帰ると、廊下に増えた荷物や、夜の足元の暗さが気になることがあります。「家の中で困ってるところある?」と親に聞いて、親が挙げた場所から一緒に見てみてください。

帰省時の実家チェックリスト12項目

最初の6項目は家の中のことで、見守りの機器を置かない場合にも使えます。

実家の確認リスト

0 / 12 項目を確認

確認した項目にチェックできます。今回は見送る項目があっても構いません。状態は保存・送信されず、再読み込みするとリセットされます。

家の中を親と一緒に見る
見守りを考えるなら
帰る前に

夜の通り道と手の届く場所を整える

「夜トイレに行くとき、暗いところない?」と聞いたら、親が夜に使っている明かりをつけて、寝室から廊下、トイレまでを一緒に歩いてみてください。

床を横切る延長コードやめくれたマット、廊下に置いたままの荷物があれば、親が困っているところから1か所だけ片付けてください。消費者庁の「高齢者の家庭内での転倒事故に注意しましょう!」でも、コードに足を取られないように電気製品を置くことや、めくれやすいカーペットの下に滑り止めを敷くことを勧めています。同じ案内では、階段や玄関の段差に手すりや滑り止めを、浴室や脱衣所に手すりや滑り止めマットを付けることも勧めています。

人感センサーの付いた足元灯を買うなら、起き上がって歩き出す前に点く位置に置けるか、まぶしすぎないか、電池を替えやすいかを確かめてください。足元灯のセンサーは明かりをつけるためのもので、離れた家族に通知は届きません。

手すりの取り付けや照明・コンセントの配線工事は、帰省中に自分たちで済ませずに、工務店や電気工事店に相談してください。介護保険の住宅改修を使える場合は、手すりの取付けや段差の解消が対象になります。工事の前と後に市区町村への申請が必要なので、ケアマネジャーか市区町村の介護保険の窓口に先に相談してください(厚生労働省「福祉用具・住宅改修」)。

電話や眼鏡、リモコン、充電器が、親がいつも座る場所や寝る場所から手の届くところにあるかも見てください。片付けで物の置き場所を変えると、親が探せなくなることがあります。動かすのは、親がいいと言った物だけにしてください。

見守りカメラ・人感センサー・緊急通報の選び方

見守りの機器を置くかどうかは、先に親に聞いてください。カメラなら「居間にカメラを置いてもいい? 見るのは私だけで、嫌ならやめるね」のように、置く場所と見る人を具体的に伝えると、親も答えやすくなります。寝室や浴室は、親が望まない限り映さないでください。カメラを嫌がるなら、映像を使わない人感センサーを選ぶこともできます。センサーも親の動きを家族に知らせるものなので、置く前に説明してください。

家族が何を確かめたいかで、選ぶ方式が変わります。3つの方式から1つずつ例を紹介します。

家族が確認したいこと 検討する方式
同意した場所の映像を確認したい 見守りカメラ
室内の映像を共有せず、動きの有無を知りたい 人感センサー
家族が行けないときの対応も相談したい 緊急通報・駆けつけサービス

公式情報の確認:2026-09-25。掲載している費用は税込の例で、実家の条件に合わせた総額ではありません。

同意した場所を映像で確認する

Tapo C220

見守りカメラの例

映像で部屋の様子を見たり、必要なときにカメラ越しに声をかけたりしたい家族に向いています。双方向通話と、映さない範囲を決めるプライバシーゾーンに対応しています。

必要なもの
設置する家に、インターネットにつながる2.4GHzのWi-Fiと電源が必要です。映像を見られるのはスマホのTapoアプリだけで、パソコンでは見られません。
費用の見方
メーカーの公式ページに価格の記載はないので、本体価格は購入するお店で確かめてください。録画用のmicroSDカードは別売りで、クラウド録画のTapo Careは有料です。使う保存方法に合わせて総額を確かめます。

できることの限界:映像を見て通知を受けるのは家族です。カメラを買っても、警備員が駆けつけるサービスは付いていません。死角や通信の不調もあり、転倒に必ず気づける道具ではありません。

導入前に確認:アプリから向きを変えられる首振りカメラで、動く人を自動で追う機能もあります。どこまで映してよいか、向きを変えてよいか、音声と録画をどうするか、誰が見られるかを親と決めてください。映さない場所はプライバシーゾーンに設定し、置いた位置で親と一緒に映像を確かめます。

確認した公式情報:メーカーの機能・通信・録画条件

映像を使わずに動きを知る

SwitchBot 人感センサー

動きを検知するセンサーの例(Proではないモデル)

映像は共有せずに、置いた場所で人が動いたことを通知で知りたい家族に向いています。赤外線で動きを検知する電池式の機器です。

必要なもの
離れた家族が通知を受けるには、別売りのSwitchBotハブミニなどの対応ハブと、ハブをつなぐWi-Fiが必要です。ハブが対応するWi-Fiは2.4GHzだけです。センサーだけを買っても、家の外には通知が届きません。
費用の見方
公式ストアの値引き前価格は、センサーが3,480円(税込)です。割引があるときは、カートに入れると割引後の価格が表示されます。別売りのハブや送料、交換用の電池の費用も含めて確かめてください。

できることの限界:人が動いたことを知らせる機器なので、じっとしている人がいることや、転んだことまでは分かりません。通知を見たあとに電話するか、様子を見に行くかは、別に決めておきます。

導入前に確認:親が普段歩く場所で反応するかを確かめてください。家族が通知を受ける時間帯と、電池を交換する人も決めておきます。

確認した公式情報:公式価格・ハブの必要条件

家族が行けないときの対応も相談する

HOME ALSOK みまもりサポート

緊急通報・駆けつけサービスの例

親が緊急ボタンで知らせ、警備員に来てもらう仕組みを考えたい家族に向いています。ボタンを押すと、通報はALSOKのガードセンターに届き、必要なときはALSOKから家族に連絡が来ます。

必要なもの
サービスの契約と機器の設置が必要です。インターネット回線は使わず、実家の固定電話回線と電源につなぎます。固定電話がない家では、携帯の回線を使うモデルを選べます。緊急時に警備員が家に入る方法は、契約前に確かめてください。
費用の見方
公式料金表では、基本サービスのゼロスタートプランが月額3,069円(税込)で、工事費と機器費はかかりません。通話回線搭載モデルの同じプランは月額4,169円(税込)です。よくある質問では、センサーが異常を感知して駆けつけた場合は追加の費用がかからず、依頼して駆けつけてもらった場合は1回7,700円(税込)かかると案内しています。追加機器の料金は別です。

できることの限界:基本サービスの機器はコントローラー1台です。首から下げる非常ペンダントや生活リズムセンサーは、別料金のオプションです。駆けつけにかかる時間は、住所によって違います。

導入前に確認:契約期間は5年で、その後は1年ごとに自動更新されます。途中で解約したときの費用や駆けつけの条件は、見積もりのときに確かめてください。親がコントローラーまで歩けないときに備えて、非常ペンダントなどの追加機器が要るかも相談します。

確認した公式情報:公式サービス案内 / 公式料金表(PDF・Ver.2604) / よくある質問(通信回線・契約期間・出動料金)

買う前や申し込む前に、最新の仕様・価格・契約条件を公式サイトで確かめてください。

ここで紹介するカメラとセンサーは、実家のWi-Fiにつないで使います。実家にインターネットがなければ、機器代のほかに回線の初期費用と月額がかかります。緊急通報サービスには、インターネットがなくても固定電話回線で使えるものがあります。

機器を置かずに、電話する日を決めておく方法もあります。市区町村によっては、緊急通報装置を貸し出す制度があります。対象の条件は市区町村ごとに違うので、高齢者福祉の窓口か地域包括支援センターに聞いてみてください。

通知を受けたあとに誰が動くかを決めておく

機器を置くと決めたら、通知を見て最初に親へ電話する人と、その人が対応できないときに代わる人を、買う前に親と家族で決めておいてください。仕事中や寝ているあいだは、通知に気づけないことがあるからです。親が電話に出なかったときに、どのくらい待ってから次の人に連絡するかも、親の暮らし方に合わせて決めておきます。近所の人や親戚に頼むなら、親とその人の了解をもらってください。頼める人がいなければ、駆けつけのある緊急通報サービスも選べます。

急いで助けが必要だと分かったときは、この順番を待たずに119番に電話してください。合鍵の置き場所は、アプリの共有メモには書かないでください。

帰る前に試すこと、帰ったあとに聞くこと

見守りの機器を置いたら、帰る前に、自分のスマホのWi-Fiを切って、家の外からでも通知や映像が届くか確かめてください。カメラの止め方や緊急ボタンの押し方も、親と一緒に試してください。緊急ボタンは押すと実際に通報されるので、試し方は契約先に聞いてください。家族で共有できる製品では、それぞれのアカウントで必要な範囲だけ共有してください。機種名と問い合わせ先を紙に書いて親の手元に置き、機器やWi-Fiのパスワードは別の場所にしまってください。

帰る前に、次に電話する日を決めて、カレンダーに入れておいてください。その電話で「あそこのライト、暗くない?」「コード、邪魔になってない?」と聞いて、使いにくいところがあれば、次の帰省で一緒に直してください。

親との予定だけをまとめて、予定の日に通知を受けたい場合は、iPhoneアプリ「親との時間」も使えます。

次に帰ったときは、まず寝る場所からトイレまでを、親と一緒に歩いてみてください。