『親との時間』は、親と自分の年齢を年ごとに並べ、平均寿命を目安にこれからの時間を考えるためのアプリです。なぜこんなアプリを作ったのか。きっかけは、ある日ふと数えてみた数字でした。冒頭の画像は、機能を示すための入力例で、本文に出てくる実際の年齢とは異なります。
あなたは、親の年齢を言えますか?
親の誕生日は知っている。でも、今年で何歳になったのかは、すぐには出てこない。そんなことはありませんか。
運営事務局の編集担当も、親の年齢をすぐには言えませんでした。
平均寿命まであと何年ですか?
編集担当は、親が平均寿命に達するまでの年数を数えました。
日本の平均寿命は、厚生労働省の「令和7年簡易生命表」で男性81.35年、女性87.33年です。親がその年齢に達する年と、そのときの自分の年齢を並べると、これからの時間を具体的に考えるきっかけになります。
ただし、平均寿命は0歳の人の平均余命です。平均寿命から今の年齢を引いた年数は、今の年齢での平均余命より短くなります。
数えてみた日のこと
編集担当が数えたとき、頭に浮かんだのは次の言葉でした。
「え?あと7年しかない…。え?その時私もう50なの?」
ハッとして、緊張感が走りました。あと何回一緒に旅行に行けるだろう。あと何回一緒に食事に行けるだろう。いろいろな思いが浮かび、頭がぐるぐるしたことを覚えています。
最初にしたのは、実家に電話をかけること
そのあと編集担当が最初に取った行動は、「実家に電話をかける」ことでした。
電話で話すなんてちょっとしたことなのに、前回いつかけたのか思い出せませんでした。それくらい久しぶりの電話でした。
この緊張感を忘れないために
数字を知ったときの緊張感は、日がたつと薄れていきます。「あと何年一緒にいられるか」を知った日の気持ちを忘れないために作ったのが、このアプリです。
アプリでは、平均寿命を目安に親と自分の年齢を同じ表で確認します。将来を予測するためではなく、連絡や予定を考えるきっかけとして使うものです。平均寿命より早く別れが来ることも、それ以上に長生きすることもあり、個人の将来は誰にも分かりません。
アプリで数字を見たあと、無理のない範囲で次の行動を決める後押しができればと思っています。
まずは親の年齢を数えてみる
親も自分も今が一番若いです。大きな予定を立てなくても、短い電話をかけることや、次に会う日を相談することから始められます。
「親との時間」のアプリやこのサイトが、親のことを改めて考えたり、これからの行動に移したりするきっかけになれば嬉しいです。
今日できる小さな一歩は、親の年齢を数えてみることです。Web版の計算機では、平均余命と会える回数の目安に加えて、親と自分の年齢表も確認できます。
手元に置いておきたくなったら、アプリをぜひ使ってみてください。
統計の出典: 厚生労働省「令和7(2025)年簡易生命表」
